【完全版】NZワーホリ出発前に必要な役所手続き5選!
これからワーホリに行く予定なんだけど、出発前に必要な手続きってなんだっけ?
役所で何をすればいいの?
誰か詳しく教えてください!
本日はこんな疑問にお答えします。
結論、ワーホリ出発前にやるべき役所手続きは役所に行って担当の人に相談すれば全て解決します。
ただ、あらかじめ自分で情報収集をしておかないと、ワーホリ中の住民税や年金など支払う税金の金額が大きく変わってしまいます。
中には手続きを忘れると損をするだけでなく、ペナルティーや罰金になる恐れのある項目もあるので、人任せにしていると危ないかも…
説明の兼ね合いで手続きの手順が前後しているので、このページは最後まで読むことをオススメします。(特に確定申告や年末調整が必要な人)
本記事ではワーホリ出発前に必要な役所手続きのポイントを押さえて解説しますので、参考にしてみてください!
ワーホリ出発前に必要な役所手続き5選!
ワーホリ出発前に必要な役所手続きは下記の通り。
- 海外転出届
- 国民年金
- 各種支払いの手続き
- マイナンバーカード
- 確定申告関連の手続き
それぞれポイントを解説します。
海外転出届と国民健康保険
住民基本台帳法によると、基本的に1年以上海外にいる場合は海外転出届を出す必要があります(1年未満の場合は、転出届を出すか出さないか選択することができます)
ここで気をつけなくてはいけないのは役所の担当者に聞くと「住民票は残しておいてね」と言われる確率が高いですが、本当は自分で自由に決められるということです。
役所だって立派な仕事です。税収が欲しいに決まってますから。
ここでよく勘違いしてる方がいますが、国籍と住民票は全く別物なので住民票を抜いたからといって日本国籍が無くなったりパスポートが使えなくなるわけではありません。
海外転出届を提出するとは、日本にいない状態(住民票を「抜いた」状態)にするだけです。
海外転出届を提出するメリット
海外転出届を出すメリットは主に下記の2点。
- 1月1日時点で海外にいる場合、その年の住民税を支払わなくて良い
- 国民健康保険の支払い義務が無くなる
まず、「1月1日時点で海外にいる場合、その年の住民税を支払わなくて良い」ですが、これは住民票を抜くタイミングが重要という話です。
12月に住民票を抜いて海外に出るという方と、1月に住民票を抜いて海外に出る方で対応が変わります。
- 12/31に住民票を抜いて海外へ行く場合:来年の住民税の支払いは免除
- 1/1に住民税を抜く:1日だけ滞在していても1年分納めないといけない
ということは、年末までには渡航した方がお得ということです。
そしてメリットの2つ目、国民健康保険の支払い義務が無くなるという点に関しては、住民票を抜くと、国民健康保険の資格が抹消されるからです。
そのため提出した時点から健康保険料の支払いをせずに済みます。
提出期限と提出時に必要なもの
提出する場合は、渡航する14日前から手続きが可能です。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、免許証、保険証、在留カードなど)
- 印鑑
- マイナンバーカード
これらを持って、役所に転居届を提出しに行きましょう。
国民年金
海外転出届を出すと、国民年金への強制加入義務が無くなるため、入るかどうかは自分で選べるようになります。
基本的に役所の担当者から案内されると思いますが、何も手続きをしないと自動的に脱退となるので、任意加入を希望する場合は別で手続きが必要です。
ただ、国民年金へ任意加入するかしないかは個人の考え方次第です。
ちなみに国民年金から脱退するメリットは、主に月々の支払いがなくなるだけです。
国民年金への任意加入するメリットはあるの?
国民年金は加入していない期間中も年金を受け取るための資格期間としてカウントされますが、保険料を納めていないので将来受け取れる金額は減ることになります。
ただ、任意加入すれば、将来受け取れる年金の金額を減らさずに済みます。
多くの人は国民年金の加入のメリットは「年金の金額」だけと捉えがちですが、もう1つ大きなメリットがあります。
それは、もしもワーホリ中に事故や病気などが原因で障がいが残った場合、障害基礎年金を請求することができること。
考えたくはありませんが、もし事故や病気になって大きな障がいが残ってしまった場合に、任意加入していないと障害基礎年金を請求することができなくなってしまいます。
そのため一番考えるべきポイントは、ココです。
年金はもらえない!と踏んでる方はこのタイミングで抜けます。
その代わり保険や貯金に関しては全て自己責任で管理または別途加入する方が良いと思います。
ちなみに僕は抜けて個人で保険に入りました。
各種支払いの手続き
これから支払書が届く分、未納分を含めて支払いの手続きを済ませておきましょう。
- 住民税
- 国民年金
- 国民健康保険など…
口座振替、カード払いもしくは家族に依頼するなどして、自分が日本にいない間に支払い書が届いて未納にならないようにしましょう!
未納のまま一定期間が過ぎると延滞税がかかって損してしまいます。
マイナンバーカード
基本的に海外転出届を提出すると、マイナンバーカードは失効されます。
マイナンバーカードが失効するとe-taxが利用できなくなるので、ネットから確定申告や年末調整ができなくなります。
そのため海外転出届を提出後もマイナンバーカードを維持できるように国外転出届出時に、マイナンバーカード及び個人番号カード国外継続利用申請書を提出しましょう。
元々、会社員やバイトの人からすると、マイナンバーカードが失効されても対して問題ないように感じるかもしれませんが、退職するとその年の年末調整や確定申告は自分でやらなければいけないはずです。
会社員の場合は基本的に所得税を納めすぎていることが多いので還付されるお金があるはずのなので手続きをしないと損をしてしまいます…
当然、個人事業主なら確定申告は自分でやらないといけないのでこの手続きは必須です。
(税理士に依頼している場合は別)
個人的には失効させずに持っておけるなら、申請しておいた方がいいと思います。
もし必要になった時に、申請していれば使えますからね!
確定申告関連の手続き
ワーホリ中は、日本での稼ぎがない限りは所得税は徴収されませんが、ワーホリ前に稼いだ分の所得税の確定申告をする必要があります。
元々会社員の場合は、雑所得が20万円以上の場合は確定申告が必要です。
必要に応じて納税管理人や税理士に依頼することで対応できます。
なお、先ほどお伝えしたように国外転出後もマイナンバーカードを継続して利用できることになったので、マイナンバーカードの継続利用の手続きさえしておけば、帰国しなくても確定申告ができます。
そのため、今は副業などの収入がないけど今後ワーホリ中に「副業やビジネスに挑戦するかも?」という人は、マイナンバーカード及び個人番号カード国外継続利用申請書は提出しておきましょう!
よくある質問
国際免許の発行はするべき?
NZワーホリで車の購入や運転をする予定の人は、発行しておいてもいいと思いますが、ぶっちゃけ国際免許証はなくても大丈夫です。
というのも国際免許証の場合は発行から1年のみ有効です。
ビザ延長などで1年以上滞在する予定の場合は、有効期限が切れてしまいます。
また、NZの場合は運転免許は3パターンありますので発行しなくてもいくつか手段はあります。
ここで解説すると長くなるので、下記の記事を参考にしてみてください。
国民健康保険から抜けた後、海外での保険はどうしたらいいですか?
基本的に海外渡航後の保険事情は下記の通り。
- 無保険
- エポスカードなどのクレカ付帯の保険
- 個人で保険会社の海外旅行保険に加入
- 渡航先の現地の保険会社に加入
なお、NZワーホリの場合は、保険の加入は強制ではありませんが、保険加入がない場合は入国自体が認められない場合もあるそうです。
特に最近はAUSやNZの日本人ワーホリ勢の評判は良くないので、政府も入国時チェックを強化する恐れもありますので保険には加入しておくべきです。
そもそも、無保険は解いても自分勝手で無責任な行動です。
もしもの事が起こった際に誰も守ってくれない上に、莫大な医療費などの請求が自分だけでなく、家族にも影響してしまいます。
保険は自分やその家族を守る為のものですので、必ず加入するようにしましょう。
ただ、ただ、日本の保険会社は1年あたり数十万円と高額な会社が多いので、僕は海外のSafetyWing(ノマド保険)を強くおすすめします!
この保険は僕が常に加入しているもので、日本の保険とは違ってサブスク式で出国後でもいつでもどこでも加入&脱退が可能な保険です。
保証内容も手厚く、利便性も良いので留学・ワーホリ者の利用者も増えてきています。
詳しい解説は下記の記事を参考にしてください。
まとめ!
いかがでしたか?
NZワーホリ出発前に必要な役所手続きは、多くても5つだけです。
あとは本記事で解説したポイントを踏まえて自分で加入するか、申請するかを検討してみてください!
最悪、役所に行って、わからないところは役所の人に相談すれば全て解決します。
それでは素敵なワーホリライフをお過ごしください!
一緒に頑張りましょう!